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一華院について

about ikkain

一華院は、臨済宗大本山東福寺の塔頭にして、永徳二年(1382年)に東漸(とうざん)禅師が創建した寺院である。 御本尊は「白衣観音坐像」(室町時代)、脇仏は「達磨坐像」(江戸時代)と「阿弥陀如来坐像」(江戸時代)である。 一華院の名は禅宗の開祖である達磨大師が弟子の慧可大師に、詠んで与えたという伝法偈である「吾れ本と茲土に来たり、法を伝えて迷情を救う。一華五葉を開き、結果自然に成る。」が由来である。 一つの華が五枚の花弁を開き、やがて自ら実を結ぶように、自分の心の華を開くという教えである。

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住職 永井 秀嶺

御本尊

東福寺 大仏蓮華台花弁

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明治一四年に焼失した東福寺大仏蓮華台花弁。焼失を免れた貴重な仏様の遺品として東福寺塔頭に各々一枚ずつ配られた。 創健当初、東福寺の仏殿には高さ一五メートルの釈迦如来の大仏が祀られていた。南北朝時代のものと思われる。


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